大腸ポリープって何?なぜ切除しなければならないの?
大腸ポリープとは?
大腸ポリープは、日々の診療で多くの患者さんから相談される身近な病変です。
特に大阪のような都市部では、健康診断や人間ドックで偶然見つかるケースも多く、「ポリープがあると言われたけど、これはがんなの?」と不安を抱えて来院される方もいらっしゃいます。
ここでは、大腸ポリープとは何か、どのような種類があるのかについて、わかりやすく解説します。
そもそも大腸ポリープって何?
大腸の粘膜にできる“いぼ状”の病変
大腸ポリープとは、大腸の内側(粘膜)にできる隆起性の病変のことです。
見た目は小さないぼのような形をしており、単発でできることもあれば、複数個できることもあります。
多くの大腸ポリープは自覚症状がなく、健康診断や内視鏡検査(大腸カメラ)で初めて発見されるケースが大半です。
そのため、「便に血が混じった」「便通が乱れている」などの症状がある場合は、ポリープ以外の病気の可能性も含めて、検査を受けることが重要です。
「腫瘍性ポリープ」と「非腫瘍性ポリープ」の違い
大腸ポリープには大きく分けて2種類あります。
・腫瘍性ポリープ
これは異常な細胞増殖によって形成されるポリープで、がん化する可能性を持つ病変です。
腫瘍性ポリープには以下の病理タイプが含まれます:
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腺腫(adenoma)
最も代表的な腫瘍性ポリープ。
・管状腺腫(tubular adenoma)
・絨毛腺腫(villous adenoma)
・管状絨毛腺腫(tubulovillous adenoma)
の3タイプに分けられ、特に絨毛成分が多いもの・大きさが10mm以上のものはがん化リスクが高いとされます。 -
鋸歯状病変(serrated lesions)
以前は「過形成性ポリープ」と一括りにされていましたが、現在は分類が明確になってきました:
・過形成性ポリープ(hyperplastic polyp):通常は非腫瘍性とされる(後述)
・SSA/P(Sessile Serrated Adenoma/Polyp)
・TSA(Traditional Serrated Adenoma)
これらのうち SSA/PおよびTSAは腫瘍性ポリープに分類され、がん化リスクを持つため、切除対象となります。
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大腸癌(invasive adenocarcinoma)
内視鏡検査でポリープ状に見える病変の中には、**すでに粘膜下浸潤を伴う「早期大腸癌」**が含まれることもあり、
「ポリープ様病変として発見されたがん」も広義では腫瘍性ポリープに含まれます。
✅ 結論として、腫瘍性ポリープには腺腫・SSA/P・TSA・早期大腸癌(ポリープ状)などが含まれます。
・非腫瘍性ポリープ
これはがん化リスクが極めて低く、基本的に経過観察可能なポリープです。
主なものは:
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過形成性ポリープ(hyperplastic polyp)
直腸〜S状結腸にできやすく、通常は数mm程度で、がん化のリスクはほとんどありません。
ただし、10mmを超えるものや、右側結腸に多発する場合はSSA/Pの可能性もあるため、病理診断で鑑別が重要です。 -
炎症性ポリープ(inflammatory polyp)
潰瘍性大腸炎やクローン病などの慢性炎症性腸疾患に伴って出現します。がん化の直接リスクはありませんが、背景疾患に注意が必要です。 -
過誤腫性ポリープ(hamartomatous polyp)
Peutz-Jeghers症候群や若年性ポリポーシスなど、遺伝性疾患に関連することがあり、症候群によりがんリスクが上昇するケースもあります。
どんな症状で気づく?
「大腸ポリープがあるかもしれない」と気づくきっかけは人それぞれですが、実際にははっきりした症状が出ないまま進行していることが多いのが実情です。
そのため、早期発見のためには自覚症状がない段階での検査がとても大切です。
ほとんどが無症状、だからこそ検査が重要
大腸ポリープの多くは、初期にはまったく症状がありません。
特に5mm〜1cm程度の小さなポリープは、便通にも出血にも影響を与えず、患者さん自身がまったく異変を感じないまま存在し続けることがほとんどです。
そのため、ポリープが見つかるきっかけの多くは次のような場面です:
・健康診断の便潜血検査で陽性になった。
・人間ドックで「内視鏡検査を受けたほうがいい」と言われた。
・家族に大腸がんの人がいて念のため検査を受けた。
このように、無症状のうちに内視鏡検査で発見・切除することが、大腸がんの予防につながるのです。
便に血が混じる・便通異常は要注意
便に血が混じる(血便)は、大腸ポリープの比較的わかりやすいサインのひとつです。
特にポリープが大きくなって排便時に擦れて出血する場合や、茎のあるポリープが動いて出血することもあります。
また、大腸内に複数のポリープができたり、大型化したポリープがある場合には、
・下痢と便秘を交互に繰り返す
・便が細くなる
・排便後も残便感がある
といった便通異常が見られることもあります。
ただし、これらの症状は大腸がん、痔、感染性腸炎、過敏性腸症候群など他の病気でも見られる症状です。
だからこそ、原因をはっきりさせるために大腸内視鏡検査(大腸カメラ)による診断が重要になります。
どうしてできるの?原因とリスク要因
「そもそもなぜポリープができるのか?」と疑問を持たれる方も多くいらっしゃいます。
ここでは、医学的に知られている大腸ポリープの主な原因やリスク要因について解説します。
加齢・食生活・遺伝の関係
大腸ポリープは、年齢とともに発生頻度が上がることが知られており、特に40歳を過ぎるとリスクが高まるとされています。
また、以下のような生活習慣や体質も発症リスクに関係しています:
・脂肪の多い食事(特に動物性脂肪)
・食物繊維の不足
・野菜・果物の摂取不足
・運動不足や肥満
・喫煙・多量の飲酒
・家族に大腸ポリープや大腸がんの既往がある(遺伝的要因)
このように、食生活や生活習慣、加齢、遺伝の要素が複雑に絡み合って発生すると考えられています。
予防のためには、バランスのとれた食事と適度な運動、定期的な検診が大切です。
過去にポリープを切除した人も再発の可能性あり
「以前ポリープを切除したから、もう安心」と思われる方もいるかもしれませんが、残念ながら再発のリスクはゼロではありません。
実際、過去にポリープがあった方は、新たなポリープが発生する確率が高いことが分かっています。
とくに、以下のような方はリスクに応じて定期的な内視鏡フォローが推奨されます:
✅【1】腺腫だけだった方(良性ポリープ)
-
切除したポリープが1~2個、サイズが小さい(10mm未満)場合
→ がん化のリスクは低く、「5年以内に1度の内視鏡検査」が目安になります。 -
ポリープが3個以上、または10mm以上のものが1個でもあった場合
→ リスクがやや高く、「3年以内に再検査」が推奨されます。
✅【2】特殊なポリープが見つかった方(SSA/Pなど)
-
「SSA/P」や「高度異形成」があった方
→ 通常の腺腫よりがん化のスピードが速い可能性があるため、
「3年以内」、場合によっては「1年以内」の再検査をおすすめしています。
✅【3】ポリープにがん細胞があった場合(早期がん)
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切除したポリープの一部に早期大腸がん(粘膜内がんなど)が含まれていた場合
→ 切除が完全にできていても、「半年~1年後」の再検査が必要になります。
がんが粘膜下に深く入り込んでいた場合や、取りきれたかどうかが不明な場合は、
追加の手術や全身検査が必要になることもあります。
不安を抱えたまま放置するよりも、内視鏡専門医による検査で早めにチェックしておくことが、将来の安心につながります。
大阪で大腸ポリープの再発フォローやがん予防を考えるなら、ぜひ当院にご相談ください。
なぜ大腸ポリープは切除すべきなのか? がん予防のための診療が重要
健康診断などで「大腸ポリープがあります」と言われたとき、「切除しなくても大丈夫なんじゃないか?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、特に“腺腫性ポリープ”は、大腸がんに進行する可能性があるため、医学的には“切除すべき病変”とされています。
ここでは、大腸ポリープを放置した場合にどうなるのか、そのリスクについて詳しく解説します。
放置するとどうなるの?
「腺腫性ポリープ」は大腸がんの前段階
大腸ポリープの中でも特に注意が必要なのが、「腺腫(せんしゅ)」と呼ばれる腫瘍性ポリープです。
腺腫は良性の腫瘍ではありますが、大腸がんの発生源となることが明らかになっており、「がんの芽」ともいえる病変です。
腺腫性ポリープは時間の経過とともに徐々に大きくなり、一部が“腺がん”へと変化していく(がん化する)ことが知られています。
実際、大腸がんの多くは、この腺腫性ポリープから発生しているという報告もあります。
がん化するまでに数年かかるが、経過観察は危険
腺腫性ポリープががんに変化するには、通常数年〜10年以上かかるといわれています。
しかしその“時間的猶予”をもってしても、「様子を見る」だけでは安全とは言えません。
なぜなら、
・見た目が良性に見えても、実際にはがんがすでに含まれていた
・短期間で急速に大きくなるケースがある
・小さなポリープでも、部位によってはがん化のリスクが高い
といった事例も少なくないからです。
また、大腸ポリープは痛みや不快感などの症状がほとんどないため、進行しても気づきにくいという特性があります。
「気づいたときにはすでにがんになっていた」というケースも決して珍しくありません。
そのため、腺腫性ポリープが見つかった場合には、早期の段階で内視鏡的に切除することが、最も有効な大腸がん予防法とされています。
当院でも、大腸カメラ検査の際にポリープが見つかった場合は、その場で切除できる体制を整えています(日帰り対応可能)。
患者さまの負担を最小限にしながら、将来のがんリスクを減らすための診療を行っています。
「経過を見たい」「忙しくて後回しにしてしまっている」という方も、数年後に後悔しないために、ぜひ一度ご相談ください。
大腸ポリープは、がんになる前に発見して切除すれば、命を守ることができる病変なのです。
大腸ポリープを切除するメリット
大腸ポリープが見つかったとき、「小さいから放っておいてもいいのでは?」と思われる方も少なくありません。
しかし、医療の現場ではポリープの段階で「がん化の芽を摘む」ことが非常に重要とされています。
ここでは、ポリープを切除することによって得られる具体的なメリットを解説します。
将来の大腸がんリスクを大幅に低下
腺腫性ポリープは、多くの大腸がんの発生源とされる前がん病変です。
この腺腫を早期に発見・切除することで、大腸がんの予防効果があることは、複数の大規模研究でも報告されています。
たとえば、大腸内視鏡検査でポリープを見つけて切除することで、大腸がんによる死亡率を53%も減らせるという研究結果が、権威ある医学誌「New England Journal of Medicine」に掲載されています。
さらに、ポリープの数が多い方や、以前にも切除歴がある方は、新たなポリープの発生リスクも高くなるため、「見つけたら早めに切除する」ことで、継続的にがん予防効果を得られると考えられています。
内視鏡での日帰り手術が可能な時代に
以前は、大腸の病変を取り除くには手術が必要で、入院を伴うケースも少なくありませんでした。
しかし現在では、内視鏡の技術と医療機器の進歩により、小さなポリープであればその場で安全に切除できる時代になりました。
当院でも、大腸カメラ検査中にポリープが見つかった場合は、その場で切除(ポリペクトミー)を行う「日帰り対応」を基本としています。
このような内視鏡治療のメリットは以下の通りです:
・入院の必要がない(外来で対応可能)
・体への負担が少ない
・体表に傷跡が残らない
・検査と同時に治療が完了するため、通院回数が減る
・治療費も抑えられる
もちろん、ポリープの大きさや形、部位によっては段階的な治療が必要なこともあるため、慎重な判断が必要ですが、患者さんにとっては「がん予防を、身体的にも金銭的にも無理なく実現できる」医療として大きな利点があります。
大阪で大腸ポリープの切除を検討される方へ
大腸ポリープの切除は、大腸がん予防の第一歩です。
大阪にも多くの医療機関がありますが、どこで、どのような医師に検査・治療を任せるかは、患者さんの安心と安全に直結します。
ここでは、当院で行っている内視鏡検査・ポリープ切除の特長と、治療において大切にしている体制についてご紹介いたします。
内視鏡専門医による安全な切除
当院では、長年がん専門病院で研鑽を積んだ、内視鏡専門医・指導医の院長がすべての検査・治療を担当しております。
内視鏡専門医とは、日本消化器内視鏡学会の認定を受けた、内視鏡の専門的な知識と技術を持つ医師です。
ポリープ切除は一見シンプルに思われがちですが、
「そのポリープが内視鏡治療の適応か手術の適応かを的確に判断する」
「ポリープの形状・大きさ・位置に応じた適切な切除方法を選択する」
「出血や穿孔(腸に穴があく合併症)を予防・迅速に対応する」
といった高度な判断と技術が必要です。
当院では、1例ごとにリスク評価を行い、必要に応じて高周波処置具やクリップ止血などの対策も徹底しています。
患者さまの安全を第一に、丁寧で確実な治療を心がけています。
当院の大腸カメラ検査の特徴と診療体制
当院「天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニック」は、大阪・天王寺駅から徒歩1分の場所にある内視鏡専門クリニックです。
【当院の大腸内視鏡検査の特長】
・鎮静剤を用いた“眠っている間に終わる検査”が可能
痛みや苦しさをほとんど感じず、検査が初めての方でも安心です。
・最新鋭の内視鏡システム(拡大観察・AI診断補助機能付き)を導入
小さなポリープや、見逃されやすい平坦型・陥凹型病変の発見にも力を入れています。
・当日中のポリープ切除が可能(日帰り手術対応)
検査と同時に治療を行うことで、通院の負担を減らします。
・完全個室の前処置室・リカバリールームを完備
プライバシーと快適性に配慮した検査環境です。
・土日・早朝・夕方の検査にも対応
お仕事や家事でお忙しい方でもスケジュールを組みやすい体制です。
「がん予防のために切除した方がいいと聞いたけど、どこで受けるか迷っている」
「苦しくない大腸カメラを探している」
という方は、ぜひ一度当院までご相談ください。
大阪で、安心・快適に大腸ポリープの検査・切除を受けたい方のために、万全の体制でお迎えいたします。
大腸ポリープが見つかったときの検査・診断・切除の流れ
大腸ポリープが見つかった場合、「すぐに切除したほうがいいのか?」「がんなのか?」と不安になる方も多いと思います。
実際の診療では、ポリープの種類や大きさ、形状に応じて適切な検査・診断・治療のステップを踏んで判断していきます。
ここでは、当院での大腸ポリープに関する診療の流れを、医学的な根拠に基づいてわかりやすくご説明します。
診断までのステップ
問診と診察で生活習慣もチェック
まず初診では、患者さんの症状や便通の状態、家族歴、過去のポリープやがんの有無などを詳細に伺います。
大腸ポリープは生活習慣と深く関係しており、「肉中心の食生活」、「食物繊維不足」、「喫煙・飲酒習慣」、「運動不足」などがリスク因子とされています。
そのため、生活習慣の確認も大切な診察の一環です。必要に応じて血液検査も行います。
大腸カメラ(内視鏡検査)で確定診断
大腸ポリープの確定診断は、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)でしか行えません。
内視鏡を使って大腸の粘膜全体を観察することで、ポリープの有無、形や大きさ、数や位置を直接確認することができ、その場で切除できる場合もあります。
また、ポリープの種類を正確に判断するために、切除した組織を病理検査に提出し、顕微鏡で確認します。
この診断によって、がん化リスクの有無が明確になります。
切除方法と術後の注意点
大腸ポリープが見つかった際、がん化の可能性があると判断された場合は、内視鏡による切除(ポリペクトミー)が基本的な治療になります。
ここでは、どのように切除されるのか、また術後に気をつけるべき点について詳しくご説明します。
ポリープ切除はどのように行うのか
大腸ポリープの切除は、大腸内視鏡(大腸カメラ)を用いて行う処置で、多くの場合は日帰りで対応可能です。内視鏡検査中にポリープが発見され、その場で安全に切除できると判断された場合は、検査と同時に切除処置が行われることが一般的です。
ポリープの大きさや形状、がん化のリスクに応じて、以下のような方法が使い分けられます。
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ポリペクトミー(polypectomy)
茎(柄)のあるポリープに対して行います。「スネア」と呼ばれる輪状の電気メスでポリープの根元を挟み、通電して切除します。 -
EMR(内視鏡的粘膜切除術:Endoscopic Mucosal Resection)
平坦または広がった形のポリープに用いられます。病変の下に生理食塩水などを注入して浮かせ、スネアで安全に切除します。日帰りで対応できることが多い手技です。 -
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術:Endoscopic Submucosal Dissection)
サイズが大きい病変や、がんが疑われるポリープに対して行われます。専用のナイフを使って粘膜下層を精緻に剥離・切除する高度な技術で、原則として入院管理が必要です。そのため、当院のような外来内視鏡施設では対応せず、高次医療機関へご紹介いたします。
通常の処置時間は5~20分程度で、切除部位に出血予防のためクリップ(医療用の留め具)を留置することがあります。処置後は、合併症予防のため一時的な食事制限や安静が必要な場合もあります。
食事制限や出血への注意点
ポリープを切除した後は、一時的に出血しやすい状態となるため、生活や食事に関していくつかの注意が必要です。
【術後の主な注意点】
✅ 当日は消化の良い食事を少量から
・おかゆ、うどん、スープなどを中心に。揚げ物や刺激物、アルコールは避けましょう。
✅ 2~3日は激しい運動・入浴・飲酒を控える
・腹圧がかかると切除部から出血するリスクがあるため、ウォーキング程度の軽い運動に留めます。
✅ 出血・腹痛・発熱があればすぐに連絡を
・まれに、**遅発性出血(2~7日後に起きる出血)**が見られることがあります。血便や強い腹痛があれば速やかに受診を。
当院では、術後の注意点を文書と口頭で丁寧に説明し、ご自宅でも安心して過ごせるようサポートしています。
ポリープ切除後の経過観察も含め、専門的にフォローいたしますので、気になる症状がある際はご遠慮なくご相談ください。
当クリニックでの診療の流れと予約案内
大腸ポリープが見つかった際は、「どこで検査・治療を受けたらよいのか分からない」「何度も通院するのが不安」と感じる方もいらっしゃると思います。
当クリニックでは、初診から大腸カメラ検査、ポリープ切除、術後フォローまでを一貫して対応しておりますので、安心してご相談ください。
診察から検査・切除まで一貫対応
天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニックでは、以下のような流れで診療を行っております。
【① 初診・問診】
医師が現在の症状や既往歴、生活習慣などを丁寧にお伺いし、必要な検査を提案します。
健診で「便潜血陽性」と言われた方も対象です。
【② 検査説明・前処置のご案内】
大腸カメラを受けるにあたっての準備(食事制限・下剤服用など)を事前にご説明します。
自宅での下剤服用と、院内での服用、どちらにも対応可能です。
【③ 大腸内視鏡検査】
鎮静剤を使用し、眠っている間に苦痛なく検査を実施します。
検査中にポリープが見つかれば、その場で日帰り切除も行えます(安全性が確認された場合に限ります)。
【④ 検査結果の説明・病理診断】
切除したポリープは病理検査に提出し、後日結果をご説明します。
がん化の有無や再発リスクに応じて、適切なフォローアップをご提案します。
このように、一つの施設・同じ医師のもとで完結する診療体制を整えているため、患者さまの不安や手間を最小限に抑えることができます。
大阪市内からのアクセス・予約方法のご案内
当クリニックは、「天王寺駅」から徒歩1分の場所にあり、JR・Osaka Metro・近鉄など複数路線からアクセスしやすい立地です。
あべのハルカス、MIO天王寺などの商業施設にも隣接しており、通勤・通学・お買い物のついでにも立ち寄りやすい環境です。
【ご予約方法】
📱 WEB予約(24時間対応)
📲 LINE予約(公式アカウントあり)
📞 お電話での予約も可能です
診察や検査のご希望日時がある場合は、可能な限り調整いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
また当院では、事前診察を省略した「即日大腸カメラ」にも対応しております。
※ただし、院内の下剤服用専用個室が予約で埋まっていることがございます。即日検査をご希望の方は、来院前に必ずお電話でご確認ください。
「検査が怖い」「以前つらい思いをした」という方にも安心して受けていただけるよう、痛みの少ない検査・快適な検査環境・丁寧なサポート体制を整えております。
大腸ポリープの検査・治療をご検討の方は、ぜひ一度当院までご相談ください。
まとめ|大腸ポリープは早期発見・早期切除でがんを防げます
大腸ポリープは、自覚症状のないまま進行することが多く、気づいたときにはすでにがんになっていたというケースも珍しくありません。
しかし、内視鏡検査(大腸カメラ)で早期に発見し、適切なタイミングで切除すれば、大腸がんは「防げるがん」です。
ポリープの段階で切除することで、将来的なリスクを大きく減らすことができます。
がんの予防は「早めの一歩」から始まります。
定期的な大腸検査で安心を
40歳を過ぎたら内視鏡検査を検討
大腸がんの発症率は、40代以降から徐々に上昇し、50代・60代で急増します。
そのため、特に症状がない方でも、40歳を過ぎたら一度は大腸内視鏡検査を受けることが推奨されます。
また、以下に当てはまる方は、年齢に関係なく早めの検査が望ましいです:
・健診で「便潜血陽性」と言われた
・家族に大腸がんの既往がある
・下痢・便秘・血便などが続く
・以前にポリープを切除した経験がある
内視鏡検査はつらいというイメージがあるかもしれませんが、現在は鎮静剤を用いて眠っている間に終わる検査も可能です。
一度受けてみると、「思っていたより楽だった」と感じる方が多くいらっしゃいます。
不安がある方はお気軽にご相談ください
「検査が怖い」「がんだったらどうしよう」と不安に思われる気持ちはよくわかります。
ですが、不安だからこそ、今のうちに検査をしておくことが大切です。
当院では、患者さま一人ひとりに寄り添った丁寧な診察を心がけており、初めての方へのご説明、不安のある方への鎮静検査、ポリープ切除後のフォローアップまで、内視鏡専門医が責任を持って対応いたします。
大腸がんを未然に防ぐためにも、少しでも気になる症状がある方や健診で指摘を受けた方は、ぜひお気軽に当クリニックへご相談ください。