大腸カメラ前の下剤、楽に飲む方法
大腸カメラ前になぜ下剤が必要?
大腸カメラ検査では、腸の中を綺麗にしておくことが何よりも1番大切となってきます。
便が残っていると、ポリープや炎症、出血などの異常が隠れて見えにくくなり、正確な診断ができなくなることがあります。
そのため、検査前には下剤で腸を空っぽにする必要があります。
下剤には「腸の動きを刺激して排便を促すタイプ」や
「水分を集めて便をやわらかくするタイプ(酸化マグネシウムなど)」があります。
これらを組み合わせて、腸内を効率よく洗浄していき、下剤をしっかり服用して腸が綺麗になることで、
小さなポリープまで見つけやすくなり、病変の早期発見に繋がります。
便が残るとポリープが見えにくくなる理由
大腸カメラは、細いスコープで粘膜を直接観察する検査です。
便や食べかすが残っていると、粘膜が隠れてしまい小さな異常を見落とすことがあります。
また、スコープのレンズが汚れると画像がくもり、観察しにくくなります。
そのため、腸を綺麗にすること=検査の精度を上げることにつながります。
下剤の基本的な作用と種類
下剤は「早く効かせる薬」ではなく、腸を安全に洗浄する薬です。
主に次の2種類があります。
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刺激性下剤:腸を刺激してぜん動運動を促す(センナ・ピコスルファートなど)
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浸透圧性下剤:水分を腸内に引き込んで便をやわらかくする(酸化マグネシウム・PEG製剤など)
刺激性下剤は即効性がありますが、刺激が強い場合ものが多いです。
浸透圧性下剤はマイルドで安全性が高く、便秘改善にも使われます。
大腸カメラ前は、医師の指示通りに種類と量を守って服用しましょう。
下剤を楽に飲むコツ
下剤は「量が多い」「味が苦手」と感じる方も多いですが、
次の工夫をすると飲みやすくなります。
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冷やして飲む
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ストローを使う
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少しずつ分けて飲む
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飲んだ後に水で口をすすぐ
また、前日から水分を多めにとることで、腸の動きがスムーズになります。
服用中はトイレに行く回数が増えるため、時間に余裕をもって準備しましょう。
下剤が効きにくい時の対処法
下剤が効かない、途中でつらくなるときは、焦らず次をチェックしましょう。
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便秘体質や腸の動きが弱い:少し時間をおいて様子を見ましょう。
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水分不足:コップ1〜2杯の水を追加してみましょう。
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服用時間のずれ:医師の指示通りのタイミングを守ることが大切です。
体調が悪いときや吐き気・腹痛が出たときは、無理せず医師に相談をして中止を。
無理に続けると脱水や体調不良の原因になります。
不安があるときは医師に早めに相談
下剤を飲むのが初めてで不安な方は、遠慮せず医師や看護師に相談しましょう。
体調や便秘傾向に合わせて、飲むタイミングや種類を調整してもらえます。
小さな不安でも共有することで、より安全で安心な準備ができます。
当院では下剤の種類も多く用意しておりますので前回飲んだ下剤とは違う下剤に変更していただくことが可能です。

まとめ:下剤を上手に使って楽に検査を受けよう
下剤は「つらいもの」ではなく、検査を成功させるための大切なものです。
冷やす・ストローを使う・ゆっくり飲むなどの工夫で、飲むのがぐっと楽になります。
つらいときや不安があるときは、我慢せず医師に相談しましょう。
💡 無理をせず、自分のペースで。
快適に準備を整えることが、安心して検査を受ける第一歩となります。